今を考えるか?先を見据えるか?

先日、ある出産の医療関係者との話の中で

こんな話を聞きました。

最近の若い妊婦さんは、無痛分娩や

帝王切開の希望者が増えているとのことです。

医療が発達した中で、無痛分娩や帝王切開の医療リスクも

減っていっるのでしょう。

結論は、痛いのが嫌とか、長時間が嫌というのが理由とのこと。

これには弊害があって、切開の傷跡が残ったり、傷が治る途中で

腸とくっついてしまい、便秘がちになったり等、その後の生活に

一定割合、若干の支障があるようです。

もちろんリスクを説明し、納得の上進めているのでしょうが、

その医療関係者の方は、痛みを伴って長時間の出産をすることで、感動や

その後の子供への愛情が変わるのではないかと嘆いておりました。

不動産も結構そんな話が多くあって、先日も

築40年近い1Rのアパートですが、今まで設備(大家負担)としてエアコンを

設置していましたが、

大家さん「今後、エアコンは入居者さんの負担で取り付けてもらいたい」

とのこと。賃料は4万円以下と安いので、エアコンが潰れたら10万円近い

エアコンを導入するのはためらうのは理解できます。

ただ、このスペックのアパートでエアコンが無いのは、致命的なので

恐らく入居率は下がるでしょう。

目先の出るお金(痛み)を嫌って、長期的に見た経営判断を見誤ると

エアコン代の10万円以上の見込み収益が消し飛びます。

これをうまく説明できないと、管理会社としては失格なのでしょうが

大家さんの気持ちも優先しないといけないところが、難しいところですね。

しかも、エアコンなしで、直ぐに成約できた(笑)という可能性もあるので、

しっかりと考えなければいけませんね。